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日本健康福祉政策学会【日本健康福祉政策情報】

健康福祉政策情報No.86

トピックス
震災からの復興、再建とは何だろう
岩永 俊博
あれから8年目
伏見 香代
7年目を迎えて 
佐藤 恭子
こんな活動しています・3
介護予防と主体間連携について研究しています
平岩 和美
大会テーマ
いのちの流れのほとりに
-共生社会の基礎づくり-
前沢 政次
編集委員から一言
野山 修

トピックス

震災からの復興,再建とは何だろう
熊本地震の被災の体験から

岩永 俊博(健康なまちづくり支援ネットワーク)

時の経過

 過ぎた時をどう感じるかということは,とても不思議ですね.熊本の実家で地震に遭遇して,やがて2年がたとうとしています.もう2年も過ぎたのかと思うときがある一方で,まだ2年しか過ぎていないのかと思うことがあります.大規模半壊という判定を受けた実家は,やっと再建に向けた工事が始まりました.
地震の揺れの中での恐怖や不安,地震直後の車中泊や避難所泊の経験,飛行機も新幹線も動かず,渋滞した道路のなか,路線バスで熊本を離れ,新幹線なら30分から40分で着くところを7時間ぐらいかかって福岡まで,1泊して,ほぼ丸1日かけて埼玉に着くという経験,そのような経験や混乱した状況を振り返るともう2年もたったのかという感慨です.
地震から約1か月後,帰った熊本の実家は,部屋の壁は落ち,家具は倒れて,足の踏み場もない状況,塀や墓も相当の被害を受けており,どこから手をつけていいか分からない.そこから見なし仮設への入居,家の解体,整地,設計,と進むプロセス,その中でのさまざまな打ち合わせや申請,相談などの煩雑な手続きは長い長い2年間でした.
足の踏み場もない家の状況を見て,どこから手をつけるのか,これからどうなるのかと途方に暮れていたころから,たくさんの人たち,いろんな立場の人たちに支えられ,背中を押してもらいながら家の再建の一歩手前まで来れたような気がします.今回は,この間に感じたことから生活の再建,あるいは地域の復興ということについて少し考えてみたいと思います.

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健康福祉政策情報No.107

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塩飽 邦憲

健康福祉政策情報No.106

福島第一原発ALPS処理水の海洋放出とリスクコミュニケーション
野山 修

No.105 No.104 No.103

No.102 No.101 No.100

No.99 No.98 No.97

No.96 No.95 No.94 No.93

No.92 No.91 No.90 No.89

No.88 No.87 No.86 No.85

No.84 No.83 No.82 No.81

No.80 No.79 No.78 No.77

No.76 No.75 No.74 No.73

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No.68 No.67 No.66 No.65

No.64 No.63 No.62 No.61

No.60 No.59 No.58 No.57

No.56 No.55 No.54 No.53

No.52 No.51 No.50 No.49

No.48 No.47 No.46 No.45

No.44 No.43 No.42 No.41

No.40 No.39 No.38 No.37

No.36 No.35 No.34 No.33

No.32~No.1

総目次(No.1~No.100)
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