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健康福祉政策情報No.74
トピックス
「健康で文化的な生活」を問う
~生活保護基準引下げ違憲訴訟に立ち上がった人たち~
三石麻友美(公益社団法人やどかりの里)
これ以上どう暮らすのか
2013年8月から段階的に始まった生活保護基準引下げ.その厳しい基準引下げ処分の決定を不服として2014年8月,全国各地で「生活保護基準引き下げ違憲訴訟(以下,違憲訴訟)」が始まりました.
生活保護基準の引下げは,3年かけて平均6.5%から最大10%,総額約650億円が削減されます.今年4月には3回目の生活扶助費が引下げられ,7月からは住宅扶助,11月からは冬季加算の引下げが始まります.
違憲訴訟には,全国19都道府県575人が原告として立ち上がり(2015年2月現在),引下げは違憲,違法であると声をあげました.やどかりの里からも6人の当事者が原告として立ち上がっています.訴訟では,各福祉事務所長が行った保護変更決定処分の取消請求と国に対する損害賠償請求を求めています.
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