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2024年度事業計画
事業:就労継続支援B型
定員:20名 現員:23名
作業内容:喫茶店運営,外部販売,ギャラリー運営,菓子製造販売,農作物販売
①事業について
『彩の国「新しい生活様式」安心宣言+(プラス)』認証店の感染症対策を続けながら,安心,安全に利用できるような喫茶店運営を継続する.外部販売(弁当販売等),各種イベントによるキッチンカーの活用に積極的に取り組み,地域交流,情報発信の機会とする.菓子製造販売,農作物販売にも継続して取り組む.
メニューの見直しと値上げを行い,各種仕入れ品や仕入先の変更を行い原材料費削減にも取り組む.
②労働を支える
祝日営業を開始し売上げの向上に取り組む.接客・調理技術の向上,食品衛生に関する知識の獲得や防災訓練等の研修,他店舗見学やレクリエーション等も行う.収支報告や日々の業務中での困りごと等が話し合われるような機会として,土曜ミーティングを継続して行う.
「健康を保って長く働き続けることができる」,「技術習得や体力向上などステップアップできる」環境整備に努め,個々の目標にそった運営を行っていく.
2023年度事業報告
定員20人,新規利用者0人,退所者4人(在宅3人,一般企業1人)
登録者23人
1)事業について
喫茶店舗運営,ギャラリー運営,外部販売,菓子製造販売,農産物(梨,米)販売の5つの活動を柱として展開した.
喫茶店舗運営は店舗来店客数5,792人,1日平均来店客数24.1人(2022年度はそれぞれ6,013人,24.7人),売上総額9,420千円(前年度8,387千円)となった.食材費高騰により4月にメニュー改定と値上げを再度行ったが,客数は微減にとどまり,売上は増加した.
2023年度については外部販売に特に重点を置き,可能な限りイベントに出店し販売の機会を得た.つなぐ・つくるプロジェクトによるキッチンカーが完成し,9月に営業許可を取得,営業を開始した.下半期には営業販売にも慣れ,本格的な稼働となった.「もっと販売に行きたい」「いろんなメニューを販売したい」等メンバーから期待に膨らむ声が多い.労働支援活動全体としても各事業所で協力して多くのイベントに参加し,販売規模を大きくできた.今後も積極的に地域に出て,多くの人たちと出会う機会としていく.
弁当製造販売を毎日行い,「としょかんのとなり」でも弁当販売の機会を得て,収益向上につながった.
菓子製造販売,農産物販売については前年度同等の販売実績を維持できた.新型コロナ感染拡大時に減少した菓子の注文も戻りつつあり,新商品も開発し販売を開始した.
ギャラリー運営は,例年通り年間の予約も埋まり,新たな作家の利用希望もあった.
「やどかりの里作品展」(2~3月)を開催し,作家の方々や友人知人等も訪れ,にぎわった.
『彩の国「新しい生活様式」安心宣言飲食店+』(飲食店営業のガイドライン)基準による消毒作業や換気などの対策を取り営業を続けた.
2)労働を支える
下半期より喫茶店舗の休業日である土曜日を利用し,ミーティング(月1回)を再開した.事業所全体収支,店舗収支の報告や分析,食品衛生講習,防災訓練等も行った.店舗メニューを試食し,改良点や使われている食材や味の確認なども行った.作業手順や盛り付け等の統一をはかることもできた.
食材費の高騰が続き,2024年度もメニュー(価格)改定を行う予定である.価格検討の会議では,年度別各メニュー販売実績,価格改定案をもとに話し合いが行われ,セット割引やメニューのボリュームや見栄え等も再考された.単純な値上げとせず,サービスの質の低下を招かぬよう各自のスキル向上等にまで話が及び,収益(客単価)と客数維持・向上に注力していくこととした.
ルポーズでは各自の勤務シフトの違いにより,まったく顔を合わせないメンバーもいる.下半期よりレクリエーションミーティングも行い,年間計画を立て実行した.顔合わせや親睦のために1月に「宇都宮餃子を食べる会」,2月にカラオケ等のレクリエーションも行い,お互いを知り合う機会となった.今後もミーティングやレクリエーションの機会を大切にし,モチベーションややりがい,スキルや知識の向上につなげ,多くのメンバーと目標をもって今後の事業運営を考えていく.
3)今後について
店舗前の道路拡張計画による工事が本格的に始まり,使用していた駐車場も変更,今後も道路拡張工事の影響が懸念される.店舗物件に直接影響はないが,周辺環境の変化は避けられない.これら将来的な環境変化については,数年前からミーティング等でメンバーと共有し,何度も話し合われてきた.この変化に対応していくよう,店舗移転や事業の再編など,あらゆる選択肢の検討を進めていく.