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2024年度事業計画
登録者は23人.平均年齢57歳.登録者の日常生活支援,安心して過ごせる憩いの場の提供とともに,ニーズに沿った活動づくりを,関係機関と連携しながら進めていく.
高齢化なども影響し,登録者が減ってきている.2024年度は,地域の事業所などのニーズ把握を進め,新たなニーズに対応できる活動を検討していく.
また,法人内の事業所と連携し,仲間づくりや余暇活動,地域交流の活動に取り組んでいく.
2023年度事業報告
登録者:23人
1)登録者の状況
平均年齢は57歳(65歳以上6人<26%>).男性15人,女性8人.家族同居8人(35%),単身生活者11人(48%),グループホーム利用者4人(17%).
2023年度は体験利用者1人,見学者2人で,新規登録者0人.また,介護保険サービスへの切り替え,転居により6人が退所.
2)2023年度の取り組み
(1)安心して過ごせる憩いの場づくり
中部ミーティングを毎月開催し,情勢共有や季節の行事などについて検討した.また,活動支援センターでの過ごし方について意見交換できる場を設け,お互いを尊重して過ごせる空間になるよう取り組んだ.季節感を取り入れた企画を毎月行えるようにし,菖蒲園や市民の森などへの外出,暑気払いやひな祭りのちらし寿司会などの食事会を実施した.
(2)ニーズに合わせた日中活動の拡充
体力向上や体重減少を目的に,音楽に合わせた体操を継続した.ガーデニング活動では,春と夏に咲く植物を植え,水やりなどの世話を皆で協力して行った.また,咲いた花の絵を描いて展示するなど,自己表現,創作活動も行った.週2回のコーヒー会と隔週毎のお茶会も昨年度より継続.活動として定着し,開催時間に合わせて通所をするメンバーも増えており,交流の機会になっている.
季節に合わせた飾りを作り,活動支援センター内に展示するクラフト活動を新たに始めた.活動の一環として,地域交流活動に使用する飾りづくりや,里祭で展示するアート作品を浦和,大宮東部活動支援センターと合同で作成した.創作が苦手な人でも参加しやすいよう,折り紙など手順のわかりやすい作業を用意し,幅広いメンバーが取り組めた.
単身生活者のグループ活動「たんぽぽの会」も継続した.生活環境や経済状況について意見交換をすることで,自身の暮らしと重ねながら生活の質の向上に繋がるよう進めた.
(3)日常生活を継続するための支援
体調不良時などに主治医に相談するための医師連絡や必要に応じて訪問支援等を行った.また,季節にあわせた衣服や,住環境を整えるために買い物ツアーも行った.金銭管理が難しいという相談も多く,生活費をわかりやすい形で仕分けるなどの支援を行った.
(4)地域交流活動
3つの地域活動支援センターで,7月7日に七里公民館(見沼区)で交流会を開催した.また,地域雑誌「よみさんぽ」の戸別配布を通し,地域の人にやどかりの里を知ってもらう機会となるよう取り組んだ.憩いの場では,実習生2人を受け入れた.
3)2024年度に向けて
登録者の健康増進,日々の充実につながる活動を展開できるようにする.また,事業所間の連携や活動内容を多方面に発信していくことで,新たなニーズに応えていく.
同居する家族が高齢になっていることも多く,今後の暮らしの組み立てを家族も含めて考えていける機会を創っていく.